コラム|歯周病|【大森わたなべ歯科】大森駅徒歩2分の歯医者|土日も診療

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コラム

女性に知ってほしい、歯周病と女性ホルモンの深い関係

皆さんこんにちは。

大森わたなべ歯科です。

 

日本人成人の約8割が罹患しているといわれている歯周病。男女の差は関係ないように思えますが、歯周病菌は女性ホルモンを栄養源にしているので、深く関係しているという研究結果があります。歯周病について、女性はどのような点に気をつければいいのでしょうか。

 

女性ホルモンをつくり始める「思春期」

女性ホルモンの分泌が活発になる思春期は、お口の環境も変わります。女性ホルモンが増加すると歯ぐきの血液量が増え、少しの刺激でも出血することがあり、特に月経がくるたびに歯ぐきが炎症を起こしやすくなります。この時期にかかる歯周病のことを「思春期性歯周炎」ともいいます。

思春期はほかにも、勉強や部活などでストレスがかかったり、食生活が不規則になったりして、免疫力が低下しがちです。少しでも炎症が起こると、すぐに進行してしまうこともあります。

 

女性ホルモンが活発になる「妊娠・出産」

妊娠すると女性ホルモンが大量に分泌されるので、歯ぐきの腫れや炎症が起こりやすくなります。この時期の炎症を「妊娠性歯肉炎」ともいいます。人によってはつわりが激しくて歯磨きが気持ち悪く感じ、お手入れが不十分になって口内環境が悪化することもあります。さらに、食欲が低下して唾液の分泌が減り、お口の中をきれいにする「自浄作用」がはたらかなくなることも。そうすると、歯周病の進行を速めてしまいます。

歯周病が悪化すると、その影響は妊婦さんだけではありません。お腹の赤ちゃんが低体重児で産まれたり、早産になったりするリスクが高まってしまうのです。

妊娠している時期は使用できる薬にも制限があるので、むし歯や歯周病などのお口のトラブルがある場合はなるべく妊娠前に治療を終えておき、妊娠中もお口のケアを心がけましょう。

 

女性ホルモンが影響する「更年期」

更年期に閉経を迎えると、ホルモンバランスが大きく変化します。体調を崩しがちになってストレスがかかるようになり、免疫力が低下します。

女性ホルモンが減少すると骨密度が低くなり、顎の骨も弱くなります。すると歯ぐきもやせてしまい、歯周病にかかりやすくなってしまいます。更年期は唾液の分泌が減って口の中が渇きやすくなることも、歯周病の一因になります。

口内環境の変化によって歯周病が進行しやすくなってしまう時期なので、更年期に入る前から予防を習慣化してお口の健康を維持することをおすすめします。

 

まとめ

ライフステージの変化によって、女性ホルモンの分泌も変わってきます。女性にはホルモンバランスが大きく変わるシーンが3回訪れる可能性があるので、そのときにはお口の状態にも注意してみてください。お口の健康は全身の健康にもつながっているので、大したことないと思わずに、違和感を覚えたら歯科医院へ相談しましょう。

大森わたなべ歯科では、お一人お一人のお口の状態に適した診療を行っています。歯やお口のお悩みがあれば、いつでもご相談ください。

 

 

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