コラム|クリーニング|【大森わたなべ歯科】大森駅徒歩2分の歯医者|土日も診療

〒143-0016
東京都大田区大森北1-8-13
カスタリア大森Ⅱ 2階

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コラム

歯医者で行うクリーニングとは?~予防歯科で歯と全身の健康を保つ~

皆さん、こんにちは。
大森駅から徒歩2分の歯医者【大森わたなべ歯科】です。

  

「毎日歯を磨いているのに、歯ぐきが腫れる」
歯磨きでむし歯や歯周病の予防をしているつもりなのに「全然できていないの?」と不安になっていませんか。
そんなお悩みを解決するために、歯医者のクリーニングが役立ちます。
定期的に歯医者のクリーニングをすることは、歯と全身の健康を守るために大切です。

  

「でも、歯医者のクリーニングは歯磨きと何が違うの?」と思いますよね。
そこで今回は、歯医者のクリーニングでは何をしているのか、効果や必要性を解説します。



渡邊 正紘 院長
渡邊 正紘 院長

渡邊 正紘 院長

2004年鶴見大学歯学部卒業
歯科医師免許取得後、同大学付属病院第二総合歯科にて研修。
その後、東邦大学医療センター大森病院 口腔外科にてレジデントとして従事したのち、東京、埼玉、神奈川の歯科医院に勤務。神奈川の医療法人では副院長を務めた。

医院名:大森わたなべ歯科院長
所在地: 〒143-0016
東京都大田区大森北1-8-13
カスタリア大森Ⅱ 2階
大森駅徒歩2分



  

Contents

歯医者で行うクリーニングでできること


歯医者で行うクリーニングは、歯に付着した「歯垢(プラーク)」や「歯石」を取り除くことです。
国家資格を持つ歯科医師または、歯科衛生士が専用の機器や器具を用いて行います。
クリーニングの方法はさまざまですが、他にも歯の表面の着色を落として、歯をきれいに保つこともできます。

  

歯医者で行うクリーニングは、予防ケア、定期検診、プロケアなどと呼ばれることもあり、むし歯や歯周病の予防には欠かせないものです。

  

クリーニングで取り除く「歯垢(プラーク)」とは?

「食べかすでしょ?」と思っている方も多いのですが、違います。
じつは、歯に付着する歯垢(プラーク)とは、細菌のかたまりです。

  

「細菌ってなに、たくさんいるの?」と驚きですよね。
なんと、プラーク1mgのなかには、およそ300種類1億個ものの細菌が存在しています(参照:厚生労働省e-ヘルスネット「歯垢/プラーク」より)。

  

歯に付着した食べかすが細菌の温床となり、プラークが増殖するのです。
プラークは、食後8時間程度ででき、白くてネバつきがあるのが特徴です。
お口を開いたときにみえる量だけではなく、歯ぐきの中にもプラークは溜まるため、気が付かないうちに大量に溜まっていることもあります。

  

クリーニングで取り除く「歯石」とは?

「歯を舌で触るとザラザラする」といった経験はありませんか?
その正体は歯石かもしれません。

  

歯石とは、プラークが石灰化して、文字通り石のように固くなったものです。
唾液に含まれるリンやカルシウムなどのミネラル成分がプラークに沈着して固まることで歯石ができます。
不十分な歯磨きにより、プラークが磨き残されると、約2週間でプラークから歯石に変化するとわかっています(参照:厚生労働省e-ヘルスネット「歯石」より)。
歯石自体は、むし歯や歯周病の原因ではありません。
ただし、表面がザラザラしているため、歯垢が付着しやすく、細菌によりお口のトラブルを引き起こすのです。

  

どれくらいの頻度で歯をクリーニングしたらいいの?

歯医者で行うクリーニングは、

・歯医者からお口が健康できれいとお墨付きをもらった方(半年に1回)
・歯や歯ぐきの状態が健康の方(3~4ヶ月に1回)
・過去にむし歯や歯周病になった・リスクのある方(1~2ヶ月に1回)

などと、患者さんの歯や歯ぐきの状態により、クリーニングの頻度は変わります。

  

  

歯磨きだけでは不十分?歯医者で行うクリーニングの必要性


歯医者で歯のクリーニングができるのはわかったけれども「歯磨きをしているのにどうして歯医者に行かないといけないの?」という疑問はないでしょうか。
じつは、むし歯や歯周病の予防は、ご自宅で行う歯磨きなどの「セルフケア」だけでは不十分です。
「セルフケア」と歯医者でのクリーニング「プロケア」の両方をすることで効果を発揮します。

  

歯磨きでの磨き残しを歯医者で行うクリーニングでカバー

歯磨きによるセルフケアでは、プラークを完全に落としきることが不可能と考えられています。
「毎日、歯磨きをしているのに歯ぐきが腫れる」などのお悩みがある方がいるのも、それが理由かもしれません。
どんなに歯磨きが上手な患者さんでも、努力だけでは「歯と歯ぐきの間」「歯と歯の間」など磨きにくい箇所の歯垢を完全に取り除くのは困難です。

  

そのため、磨き残しや歯ブラシが届かない箇所の歯垢を歯医者で行うクリーニングで取り除くのです。
歯科衛生士による頻回(2週間に1回)の専門的歯面清掃法によってむし歯や歯肉炎が著しく減少した調査もあります(参照:厚生労働省e-ヘルスネット「歯みがきによるむし歯予防効果(予防法)」より)。

  

歯石は歯磨きでは落とせないため歯医者でのクリーニングが大切

歯垢が歯石に変化すると、歯に強固に付着するため歯磨きでは取り除けません。
歯石は、歯医者で行うクリーニングで定期的に取り除いてもらいましょう。

  

  

歯医者で歯のクリーニングの効果・メリット


歯医者で歯をクリーニングする理由は、汚れているからきれいにするだけではありません。
歯垢に含まれる細菌はお口や身体に悪影響を及ぼすため、定期的に取り除くべきなのです。

  

【歯のクリーニングのメリット1】口臭の予防ができる

歯垢や食べかすがお口の中に取り残されていると、口臭の原因になります。
特に、歯垢に含まれる歯周病の細菌は、臭いにおいの元である「硫化水素」「メチルメルかプタン」という特有のガスを発生させます。
以下のような口臭がないでしょうか。

・卵の腐ったにおい
・魚の生臭いにおい

  

【歯のクリーニングのメリット2】歯を失うリスクを防げる

歯垢は細菌の塊とお話しましたが、この細菌にはむし歯や歯周病の細菌も含まれます。
むし歯に気が付かずに、進行すると歯の頭の部分は徐々に崩壊して、歯を抜かざるを得ないことがあります。
歯のクリーニングでは、むし歯の細菌数を減らすこと、むし歯の早期発見・治療につなげられるため、定期的に歯医者に通いましょう。

  

また歯周病では、初期症状に乏しく、気が付いたころには歯がグラつく、歯を支えている骨が溶けることがあります。
発見が遅いと、歯を抜かなくてはならないことも。
歯周病を予防できれば、歯や骨に大きなダメージがある前に治療を開始でき、歯を失うリスクを避けることが可能です。

  

【歯のクリーニングのメリット3】ご自身の歯の寿命を伸ばす

むし歯は治療できますが、歯を削るため2度と元の歯には戻りません
また、進行したむし歯の治療では、歯の神経や血管を取り除く治療(根管治療)をします。
根管治療した歯は、水分や血液、栄養などを吸収できず、脆くて弱い歯となり寿命が短くなることも。

  

歯を失っても、入れ歯や被せ物で補えますが、快適に噛めて使いやすいのはご自身の歯です。
自分の歯に勝る人工歯はないため、歯のクリーニングで健康を保ちましょう。

  

【歯のクリーニングのメリット4】全身の健康を保てる

歯に付着した歯垢や歯石をそのままにしていると、歯周病にかかるリスクがあります。
歯周病の細菌は毒素や炎症物質を放出します。
歯ぐきの傷ついた血管などに入り込み、全身に行きわたりさまざまな強全身疾患を引き起こすリスクがあるのです。
歯周病と関係が深い全身疾患は、

・脳血管疾患
・心臓病や狭心症
・誤嚥(ごえん)性肺炎
・メタボリックシンドローム
・糖尿病
・骨粗しょう症
・低体重児出産や早産

などです。

  

【歯のクリーニングのメリット5】経済的な負担が減る

歯医者で行うクリーニングにより、むし歯や歯周病から守ることができれば、歯科治療を受けなくて済みます。
歯科治療にかかる治療費や交通費などの経済的な負担が減るため、歯を健康に保ちましょう。

  

【歯のクリーニングのメリット6】治療に通う時間や手間がなくなる

むし歯や歯周病になり、治療になれば通院する手間がかかります。
また、発見が遅れれば治療もその分手間がかかり、治療内容にもよりますが1〜2ヶ月、2〜3ヶ月と伸びるリスクがあるのです。
定期検診であれば年に3〜4回、半年に1回と、ほんの数回で済みます。

  

【歯のクリーニングのメリット7】お口の中がすっきりして見た目もきれいになる

「歯医者に行くのは緊張する」かもしれません。
そんな思いとは裏腹に、歯のクリーニングは「お口の中がすっきりした」「さっぱりして気分がいい」など、クリーニング後は爽快感があります。
歯を健康に保つための予防ケアは「美容院に行く」ような感覚でお気軽にお越しください。

  

  

歯のクリーニングのデメリットはないの?


歯医者で行うクリーニングは、お口や全身の健康を保つために大切です。
ただし、デメリットもあるので解説します。

  

【歯のクリーニングのデメリット1】歯がしみることがある

歯のクリーニング中や後に、しみるなどの知覚過敏の症状が一時的にでることがあります。
歯垢や歯石が蓄積すると、徐々に歯ぐきが下がり、歯の根っこ部分(象牙質)が露出して、さらに歯石が蓄積する悪循環に陥ります。
本来であれば、表面にでていない象牙質と呼ばれる層が露出すると、しみるのです。

  

「なぜ、普段はしみないのに、クリーニングするとしみるの?」でしょうか。
普段は、歯石で象牙質が覆われていますが、歯のクリーニングにより歯石が取り除かれると、象牙質が露出します。
象牙質は神経に近く、象牙質が露出した箇所ではクリーニングの水や振動が刺激として伝わるからです。

  

ただし、歯ぐきが下がるほど歯石をため込まないように、定期的に歯医者で歯のクリーニングをすれば、しみる症状などはほとんどありません。

  

【歯のクリーニングのデメリット2】歯石が多い方はクリーニングする回数を分ける

歯垢や歯石が大量に蓄積している患者さんは、歯のクリーニングを数回に分けることがあります。
さきほどお話したように、一度に大量の歯石を取り除くと、しみるなどの負担が患者さんにかかるからです。
また、お口を開いている時間が長くなるのも負担となるため、2〜3回の通院で徐々に取り除きます。
定期的に歯のクリーニングにお越しいただいている方は、1回の来院でクリーニングを終了できます。

  

  

歯医者で行うクリーニングの種類

大森わたなべ歯科で取り扱いのある、クリーニングの種類を紹介します。

  

スケーリング


歯に付着した「歯垢(プラーク)」「歯石」を専門の機器(スケーラー)で、1本1本丁寧に取り除く方法です。
スケーラーは、超音波やエアー、手用スケーラーがあり、歯石の付着状況で選択します。

  

PMTC・エアフロー


PMTCとは、Professional Mechanical Tooth Cleaning(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)の頭文字をとった略称で、直訳すると専門的機械歯面清掃という意味です。
まず、スケーリングにより歯垢や歯石を取り除き、その後ペーストと回転する機器を用いて歯を磨き上げます。

  


エアフロ―は、粉を歯に吹き付けることで、歯の表面の着色を落とすことができるクリーニングです。
どちらも自由診療で、30分5,500円で行えます

(当院の料金表ついて詳しくはこちら)


ただし、歯周病にかかっている方への処置は、痛みを感じたり、出血したりするリスクが挙げられます。

  

被せ物や入れ歯のメンテナンス


治療した人工歯は、使用しているうちに不具合が起こることがあります。
そのため、クリーニングの際に破損していないかなどをチェックをします。

  

フッ素塗布


歯に高濃度のフッ化物を塗布することで、

・むし歯に強い歯に育てる
・むし歯の細菌の活動を抑制する
・初期のむし歯を修復する働き「再石灰化」を促進する

3つの効果を期待できます。

  

シーラント

歯のかみ合う溝は磨き残しが多くむし歯のリスクが高い箇所です。
そのため、溝に食べかすが詰まらないように、歯科用プラスチックで溝を詰めるのが「シーラント」処置です。

  

  

当院の歯のクリーニングの流れ

  

  1. 歯科衛生士または歯科医師によるカウンセリング・お口の中のチェック
  2. 歯科衛生士によるケア指導・クリーニング
  3. メンテナンス

  

むし歯などが発見された場合は、先にそちらの治療を行います。
特に、問題ない場合は、セルフケアの指導と歯のクリーニングを歯科衛生士が丁寧に行います。
歯のクリーニングは、とても気持ちがいいのでリラックスしてお受けください。

  

  

大森わたなべ歯科はお子さまからシニアの方の定期検診・クリーニングをしています

大森駅から徒歩2分の歯医者【大森わたなべ歯科】は、定期検診・クリーニングを受け付けております。
予約は、WEB予約が可能です。
初めての方は、ご予約いただいた時間の15分前にお越しください。

  

むし歯や歯周病から歯を守るためには、ご自宅での「セルフケア」に加え、歯科医師や歯科衛生士による定期的な歯のクリーニングが大切です。

  

東京都大田区大森北1丁目8-13 カスタリア大森Ⅱ 2階
TEL:03-5764-5555

  


当院へのご予約はこちら >

  

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